ストーリー
イチジクとかやの実のやみつきビスコッティ

農地転換し、
イチジクは佐渡を代表する果物へ

佐渡南部では、元々たばこの栽培が盛んでした。
しかし、時代とともに生産量が減少し、
そこで注目し栽培をはじめたのが「イチジク」「黒イチジク」です。

生産者が定期的に勉強会を開催するなど、
イチジク栽培に力を入れてきました。
黒イチジクは病害虫に弱く栽培が難しいため、
安定出荷するために下部枯れ病に強い品種を台木にするなど、
様々な試行錯誤を繰り返し近年では小木産のイチジク、
日本では栽培が困難とされる黒イチジク「小木ビオレー」の名が
全国に知られるようになりました。

食物繊維、ビタミンEを多く含み栄養価に優れ、
癖になる味わいが魅力の食材

不飽和脂肪酸、食物繊維、ビタミンE、カリウムなどの栄養素を
豊富に含んでおり、高級食用油や漢方薬の材料としても重宝されてきました。

アーモンドのような香ばしさ、独特のほろ苦さが
そのまま食べるおやつとしておつまみとして愛され、
お菓子の食材として加えると深い味わいと食感に手が止まらなくなります。

赤泊地区で昔から食べられていたかやの実。
癖になる味と高い栄養価が注目される、
知られざる名食材。

薪でじっくりと丁寧に炊き上げ、
何度も濾過する古代製法

佐渡の塩造りは古代より製造されており、
特に奈良時代後半から平安中期に隆盛を極め、
佐渡式製塩土器という独自の進化がみられました。

「薪を焚き、炎を読み、風に聞きながら、噴き上る滴と対話する。」
そんな古来からの製法で、何度も海水をくみ上げて、煮詰めて、濾過し、
長時間かけて丁寧に作られています。

佐渡の海のミネラル分が凝縮した塩は、
ほんのひとつまみで食材の味を引き立てます。

手間暇かけてでも美味しさを守り継ぐ、
佐渡の絶品塩。